2012年03月30日更新
世界卓球 「チェコスロバキア戦」

写真:世界卓球 「チェコスロバキア戦」

グループD 第5戦の「チェコスロバキア戦」

第1番手の「水谷隼選手」VS「シェレダ選手」の試合は、ファイナルの7対6の終盤から、テレビ映像は始りました。

サーブレシーブの引き出しの多さで、8-8からリードを奪い、あと2本と迫った。
乗り出してスマッシュが決まり、大きなガッツポーズ「シェレダ選手」のサービスを封じ込め、苦戦を制した。

第2番手「丹羽考希選手」(17歳)VS「カイナット選手」(34歳)…
高速卓球の「丹羽選手」だったが、世界はやはり広い…「丹羽選手」より速い卓球を観ました。
百戦錬磨の「カイナット選手」で、1ゲーム目から首を振り、ボールが合わないようだ。
「バックハンドドライブ」に自分の卓球を遣らせて貰えなかった。
しかし、見せ場は見せたが、惜しくもゲームを落とした。

「チェコスロバキア」は世界で力は劣ると思われたが、「バックハンド」で…
【7つの感覚】《弾く、こする、止める、使う、押す,切る、切らない》で球質を変え「丹羽選手」の対応が追いつかず1−3で、相手国エースの前に苦杯をなめました。
「丹羽選手」も【7つの感覚】を駆使、逆スピンをかける回転サーブ等で応戦をしていました。

3番手「松平賢二選手」VS「バルトン選手」…
ロッテルダムのダブルスでベストエイトに輝いた「松平選手」は、シングルスの台上処理が苦手だったそうで、ダブルスで磨いた台上技術を、昨年よりシングルスに応用して、大分良くなったと言っていた。

サーブでも【7つの感覚】を駆使して、立て回転で切ったボールが生きていた。
サーブからのポイントは「松平選手」44%、「バルトン選手」30%だったが、レフリーからサーブの注意があった時から、少しサーブの精度を欠き試合展開に影響が出てしまった。
その結果第2、3ゲームを落としてしまったのだろうか?

第4ゲームは、接戦の中、6連続ポイントを奪い、気持ちが守りにならない積極性で、2対2でファイナルへ持っていった。
エッジボールでさえ「松平選手」の勢いがあれば、取れそうなプレーが観られた。
「ガッツの卓球」「粘る卓球」これが松平選手の卓球です。
どこか相手の弱点が無いか、探して探して、やっと見つけたプレーで同点に追いつくシーンもあり、その後はサーブが生きて逆転に成功!!

ここからは、一気にマッチポイントを掴み、追い風に乗って勝利した。


第4試合目は「水谷隼選手」VS「カイナット選手」…
日本のエース「水谷選手」 ここまで繋いでくれたチームメートの追い風に乗ったまま、「丹羽選手」に土を付けた「カイナット選手」に一方的な試合運びで、あっという間に1ゲームを制した。
グループ1位通過は、この試合に勝てば実現するとあって、気合も十分であった。
相手ベンチ側は、意気消沈し「タイムアウト」を取るが、その流れは留まる事が無かった。

バックからフォアの華麗な身のこなし、スムーズなプレーで試合を進めた。
「カイナット選手」の高速バックハンドも「水谷選手」の前には通用しなかった。
「カイナット選手」は今まで入っていたボールも、入らないほど気落ちさせられ、0−7まで0を重ねていった。
日本のエース「水谷選手」の鮮やかなストレート勝ちでした。
時間差攻撃で「強く打たずゆっくり打ってタイミングをずらす」戦略で日本を一位通過へ導いた。


そして「中国」とは決勝で当たる組み合わせを手に入れた(^^♪