2012年07月30日更新
ロンドン五輪初戦「福原愛選手」

写真:ロンドン五輪初戦「福原愛選手」

ロンドンオリンピック、女子シングルス3回戦が始まりました。

初めて自分の弱点と向き合い、技と身体を改造して、3度めのオリンピック、メダルを目指しての初戦です。

日本選手団の張コーチがベンチ入りしました。
福原選手にとって、お姉さんというべき張コーチと共にいつもどうり心穏やかに、五輪の初戦、ボールを運べました。

フォアハンド改造から練習を積み持ち味のバックハンドに加え、フォアハンドもスムーズに切り替えられるように成り、今までの2倍の技のバリエーションで臨めました。

RUSの「チホミロア選手」は強いボールは撃ちこんできませんが、丁寧にボールを深めに繋ぐため、初球タイミングが合わず2,3本のミスから試合は進みました。
しかし、第一ゲームは出だしはリードされるところから始まったが、中ばんから逆転し10−7で勝ち良い出だしと成った。

第2ゲームから「チホミロア選手」は「福原選手」のバック側にボールを集め始めたが、フォアハンド改造の成果が出て、以前から得意のバックハンドでボールを運びフォアハンドで強烈スマッシュが炸裂した。
成長した「福原選手」の姿が観られました。
第2ゲームは中盤まで競る形となったが11−8で勝った。

第3ゲーム、「チホミロア選手」の深いコース取りに、バックハンドスマッシュはまだ決まらないが、今年はフォアハンド強烈スマッシュが武器の一つになってバックハンドスマッシュの支えになっていた。
「チホミロア選手」もボールを上手く繋ぎ、「福原選手」のミスを誘い9−9に並んだが、最後の2本では前後の揺さぶり攻撃で11−9で勝った。

ファイナルゲームではフォアハンドの安定が見られ、鍛えた足の動きも良く、ミドルも迷わず、フォアとバックを使い分け11−3とストレート勝ちで初戦を飾り、16位入りを果たした。


この試合が日本全体の初戦でもあり、後に続く3選手への大きなバトンタッチにも成りました。
この勢いを止めずメダルへ向かって行って下さい。
次は世界ランク28位のオランダ「ジェ・リー選手」です。