2013年10月24日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #23

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #23

「Q」
アタック8(表ソフト)と対戦するとバックハンドがうまく対応できません……
フォアにきたボールは打ち抜けますが、バックにきたボールにうまく対応しきれず、オーバーミスします。

「A」
アタック・エイト(8)に対応した練習法… 
このラバーは表と粒の中間タイプという、ちょっと異色なタイプです。
表の粒の高さは約1.0ミリなのにたいして、8は1.2と高くなっています。
なので、当然ロングラリーではナックルが出やすくなります。

「福原愛選手」がバック面に使用したことで有名なラバーですね。
基本的な対応は、表ソフトとして意識すればいいでしょう。

表の球離れの速さに備え、ナックルボールの見極めをすることが大切です。
ナックルは下回転が入ったのと、ふわふわとした粒高特有のものという、2つの球種があります。

このラバーはどちらも出るので、その見極めをしっかりとし、トップスピンあるいは水平打法でリターンすれば、どちらの球種でもほとんど影響なく打てるはずです。

バックにきたボールにオーバーミスをする原因は二つ考えられます。

その一つはふわふわナックルでボールが軽く、そのためにオーバーする。
もう一つは、表特有の球離れの速さに遅れてしまうためです。

この対策は、トップスピン(ドライブ)でリターン、水平打法でリターン…ラケットの構える位置を高く保つことです。

トップスピンでも水平打法でも、数センチ高い位置から、そのまま水平に振り抜く。
そうすれば確実にオーバーミスはでなくなるとともに、打球のスピードも速くなります。

練習法としては、バックハンド系の打法のとき、いままでよりも、ラケットの位置を高くし、スイング軌道を水平にしながら、バッククロスのロングラリーをすれば十分でしょう。

又、打ち終わったフィニッシュから戻すとき、ラケットを下げず、このときもラケットは高い位置を保つことです。

この打法は、8以外の表や粒、それに裏に対しても有効です。
バックハンド系のレベルを上げる意味でも有効な対策だと思います。

私の試合でも、「アタック8」を使っている選手とよく対戦します。
厄介なラバーだと、神経を使い集中を切らさ無いように戦っています(^O^)/