2014年06月04日更新
冷やす?  温める?

写真:冷やす?  温める?

卓球は生涯スポーツなんですが〜無理して身体を痛めては、生涯どころか練習や試合参加までにもいけませんよね!
痛めた時には、サポーターや整骨院での治療をやりながら、少しずつ無理無い様に卓球を遣っています。

今、肩の痛みは日常生活には支障ないのですが、卓球の試合や練習では、筋力がつくまで遣りながら、肩を強化していくしかありません。
ここで、整骨院だけに任せているのではダメだと思い、ラジオ体操をパソコン“お気に入り”に入れ、第一・第二体操をやったり、練習後にはアイスカップで造っている氷の塊で、アイシングをしたりしています。

炎症は熱を持つことで、損傷部位の回復を促す生理的な現象でもあり、それをアイシングで冷やしてしまっても良いのでしょうか?…という疑問の声を聞きます。
皆さんは、冷やす?温める? 正しい対応はできていますか?

組織が損傷した場合には、その組織を修復する過程低酸素障害で、炎症作用で患部には熱感が生じることで起こります。
炎症が生じたことにより血行障害が起こり、周りの正常な組織が酸素不足に陥ります。(二次的低酸素障害)
二次低酸素障害が起こることで、周りの正常な組織にも酸素不足が生じ、損傷が広がっていくという事になります。

この低酸素状態の拡大を予防するために「アイシングが必要」だそうです。
アイシングで一時的にこれらの組織の代謝を抑制することになり、健康な細胞の破壊を最小限に抑える事が可能だということです。

アイシング時間の目安は、15分前後で患部をしっかり冷やします。
朝起きたら動き出しはゆっくり体を動かしていき、ラジオ体操で関節や筋肉を動かします。
卓球の練習後はシャワーの後アイシングをして、寝る時には肩を冷やさないよう「保温サポーター」をして寝ています。

スポーツ現場では怪我後には冷やす事が一般的ですが、病院のリハビリ室などでは最初に患部を温めます。
腰痛など筋肉が硬くなって血行不良になっている場合は温めて血行を改善し、また神経痛がある場合にも冷やすと痛みがひどくなり、逆に温めると痛みが和らぎます。

ギックリ腰のような関節の捻挫による痛みでは、アイシングをしたほうがいいと思われます。
つまり、温めても冷やしても、痛みの軽減という目的は同じで、その痛みの原因や時期によって方法を選択する必要があるようです。
一般的には急性期(受傷後48時間以内)は寒冷療法、慢性期は温熱療法が効果的なんですね。

整骨院でも練習後の処置方法などをよく聞いたり、肩に負担のない道具の重さの見直しなども遣って頑張っています。
我慢をしすぎて、試合参加しても良い結果は得られないと思います。
楽しく生涯スポーツとして、卓球を楽しみましょうね(*^_^*)