2015年05月27日更新
カットマンに勝ちたい〜…では、どうすれば(・・?

スポーツ会館の練習帰りに、「カットマンに勝ちたい!!」どうすれば?と聞かれました。
70代年代別で、カットマンに勝てない〜と訴えていました。
私の経験でもある年代になった時、マスターズ、東京選手権の代表を勝ちと言っているのは、イボ高選手とカットマン選手でした。
私の場合はここを勝ち取ろうと、戦型を思い切って表ラバーに変更。
戦型を変えた切っ掛けが、カットマンとイボ高選手への対戦にありました。
思い起こせば…ここからは、カットマンやイボ高の対戦は苦にならなくなった気がします。

この選手は、テナジーとイボ高の反転式ラケットを使っていらしゃいます。
戦術の本では…「カット型を攻略するには」球質の変化の他に、相手を前後に揺さぶる技術、サービスから一撃で仕留める3球目攻撃等が必要である。
それに加えて、反転技術をフルに駆使して相手を撹乱するということも重要になってくる。
とにかく、戦術に幅をもたせて、決してワンパターンなラリーをせず、相手に的を絞らせない事を常に意識すべきである。」ということでした。


その他、カットマンに対しての基本と言われているのは…
カットマン対策の本質を一言で言えば「相手がミスしないなら、こちらもそれ以上にミスをしてはいけない」
・カットマンを前後に振る。
・ドライブ、ツッツキを使い左右に振る。
・コースに変化をつける。
・緩急をつける。回転差をつける。(同じ回転、スピードで楽にカットさせない!!)
・ミドルを狙う。

卓球日本代表の平野選手と福原選手では…
カットマンを得意としている平野選手のプレーは、圧倒的にミスが少ない、粘り強い、焦らないでチャンスを確実にしとめる。
逆にカットマンが苦手な福原選手では、どこか、大事なところで攻め急いでいるプレーに見える。
つまり、卓球のカットマン対策にたいして、ミスをしない事を考える必要があると思われます。

大多数の選手は、練習相手のカットマンの数が少なく、「試合でカットマンと当たったらいやだなー」と思っているのではないでしょうか!?
練習時間が少なかったり、速攻に重点をおいている為、練習時間のほとんどをサービス+3球目練習やゲーム練習に費やすという人が増えているので、
ますますカット打ちの練習量が減り苦手となってしまいます。…これは自然の流れだと思います。
・「相手はカットマンだ」と思ったらダメ
・「相手はカットマン。まず粘ってチャンスがあったら攻めよう」という古い作戦では現代のカットマンには勝てない。


※相手はオールラウンドプレーヤーだ〜と思う事。
甘いボールは打たれる。
しかし、相手がカットしようとしている時は抜けないボールだが…
相手カットマンが攻撃しようとしている時、強ドライブで攻めればカットが甘くなる。
相手カットマンが3球目を回り込んで打とうとすれば、フォアへ払ったボールはノータッチで抜ける。
こちらが正しい対応をすれば、相手が「守ろう」としている時より、こちらにチャンスが多くなる。
それが、対オールラウンド作戦というものだそうです。
それを理解してやれば、邪念がなくなり、カットマンに対しても良いレシーブや良い攻めができる

※相手はレシーブからも攻めてくるかも知れない…
「相手のレシーブをどう攻めるか」…それには「相手はレシーブからも攻めてくる」と予測していなくてはいけない。
それをせずに、「単調なドライブロングサービス」や「カットサービス」ばかり出すと、
高い打点で左右にカットの変化で攻められたり、レシーブドライブ、レシーブスマッシュを浴びてしまうでしょう。


※女子選手同士では…
基本的にドライブを2回続けない。
強打は2回、続けないほうが得策。
打球時のラケットの動きに注意して、カットの回転量を確認。
そして、厳しいプレー中に、絶対やけになって攻撃はしない事。
諦めず粘って、相手カットマンがしびれを切らし、攻撃をしてきたらチャンスが来たと思う。
ラリーとラリーの間にカットを入れてきたら、慌てず1本攻撃ツッツキをして仕切り直す。

※「定石の戦術」ミドル攻め…
カットマン攻略の「定石の戦術」はミドル攻め!!
ミドルを攻めると、カットマンは打球時に体が邪魔になってしまい、正確なラケット角度が出しにくい。
しかし相手カットマンが、ミドルのボールをカットで返球した場合、予測しづらい回転が加わり、連続強打が難しくなる可能性がある。
つなぎボールはフォア、又はバックに送り、自分の打ちやすいチャンスボールが来た時に『ミドル』へ決定打を打つようにしよう。

レベルや男女差、そして年齢差、戦型などの違いで一概に答えは見つかりませんが〜
練習で回転量を確認しながらやったり、ミドルへのスマッシュの確立を上げるなどやっていきたいと思います☆彡