2015年08月12日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #51

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #51

『Q』
世界卓球はいつから始まったのですか?

『A』
第1回は1926年ロンドン大会です。
第1回の世界選手権大会(世界卓球)は、1926年イギリス・ロンドンで開催されました。
第一回大会に参加したのは、イングランド、ウェールズ、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキア、ドイツ、インドの7つの国でした。
競技種目は男子団体、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの5種目で、当時圧倒的な強さを誇っていたハンガリーが全種目で優勝しました。

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『Q』
日本で最初の世界チャンピョンに成ったのは誰ですか?

『A』
日本選手で最初に世界チャンピョンになったのは、日本の世界選手権大会に初出場した1952年ボンベイ大会男子シングルスで優勝した「佐藤博治選手」です。

「佐藤選手」は青森商業高校の出身で、当時日本の主流だったペンホルダーのカット主戦オールラウンドスタイルのプレーヤーです。
当時世界最強と言われた「ハンガリーのシド選手」をカット、ショート、スマッシュを巧みに使い分けるプレーで下し、日本選手初の世界チャンピョンと成りました。

また、ボンベイ大会では男子ダブルスの「藤井則和・林忠明選手組」、
女子ダブルスの「西村登美江・樽原静選手組」も優勝して、日本は初出場で4種目を制覇する活躍を見せました。

女子シングルスで最初に優勝した日本選手は1956年東京大会優勝の「大川とみ選手」です。
当時の日本選手としては珍しいシェークハンドのプレーヤーだった大川選手は、決勝で渡辺妃生子選手との同士討ちを制して世界チャンピョンとなりました。

なお、日本選手でシングルスの世界チャンピョンになったのは、男子7名、女子6名です。
男子…佐藤博治選手、荻村伊智朗選手、田中利明選手、長谷川信彦選手、伊藤繁雄選手、河野満選手、小野誠治選手
女子…大川とみ選手、江口富士枝選手、松崎キミ代選手、深津尚子選手、森沢幸選手子、大和田敏子選手

日本は、1979年ピョンヤン大会の小野誠治選手の優勝を最後に王座から遠ざかっています。