2016年02月03日更新
気温が低い時の「卓球ラバー性能」はどうなのでしょうか?

写真:気温が低い時の「卓球ラバー性能」はどうなのでしょうか?

今日は節分! 季節を分けると書きます。
明日からは立春で、暖かくなってくるのでしょうか?
寒い冬の卓球大会に参戦した時には、ベンチコートを着用して体全体を温めておいて、試合寸前でユニフォーム姿に成って、相手選手を待たせない様にとか気を使っています。
また、ラケットハンドを、ホカロンを握って温めておいたりもしています。

では試合の主役、ラバーはどうでしょうか?
気温が低く固くなって性能が落ちているんではないかと思われます。
教本を読んでいたら、気温とラバーの性能の関係という事が書かれていました。

ラバーは天然ゴムと合成ゴムから作られています。
ゴムというのは温度の変化によって僅かに硬くなったり、軟わらかくなったりする為、それが卓球用ラバーでも影響を及ぼしていると言うんです。(._.)

■今のように「気温が低い冬のラバー」はわずかに硬くなります。

では卓球競技での影響は…
・打球した時にボールがラバーに食い込みにくくなります。
・ボールとラバーの接地面積が小さく成って、わずかに回転がかかりにくくなります。
・気温が下がると、ラバーの中の分子の運動が鈍って、弾性がわずかに低下します。
・ドライブ主体の選手は、冬に成るとドライブスピードや回転が落ちると感じるようです。

●冬場の効果的ラバー対策は…ラバーを温めるということなんです。
温める方法としては(選手其々の工夫)…
・脇の下に挟んで温める。
・カイロで温める。

*注意…
ストーブなどに直接かざすと、ラバーが加熱されすぎて、時にはラバーが溶けてしまう危険性があるので気をつけましょう!!

■反対に「夏場のラバー状態」も汗がたれたり、試合の合間によく観て注意しています。
では、気温の高い時にはどうなんでしょう〜
・ラバーは柔らかくなります。
・打球し た時に、ボールがラバーに食い込み易い。
・ボールとラバーの接地面積が大きくなって、回転がかかりやすく成る。
・ラバー分子の運動が活発に成ることで、ラバーの弾性が僅かに上リ、反発と回転が増します。

*夏場のラバー性能を一番感じやすいのが、「粒高ラバー」だそうです。
粒高カットマンでは、夏は粒高ラバーでのカットは、よく切れると感じる選手が多いようです。

■気温以外の「湿度の変化」でのラバー影響では…
湿度が高い時は、空気中の水分がラバーの表面に、小さな水滴となって付き、思ったよりスピンが掛けられなくなります。
その為に、ドライブしてもボールがラバーの表面で滑るように感じます。
・湿度が高い時には、換気扇を回したりして、室内の温度を適切に保つようにしてあると安心ですね^^;
(エアコンでのドライ機能は効果的)
・それでも、汗タレや湿度が気になる時は、乾いた布、タオルなどでラバーの表面を拭いてラバー性能を最善にしておきましょう

私の場合、ラバー性能ではなく卓球技術かも知れませんね(*´∀`)