2016年02月21日更新
2016年世界卓球選手権・男子日本選考会の配信〜  …その2

                ................その2
世界ランク28位 松平健太選手( Matsudaira Kenta) 24 歳の試合です。
相手選手は張本智和選手(仙台ジュニアクラブ)今大会 注目のスーパー小学生12歳です。
松平健太選手(JTB)4(-10.4.10.7.8)1張本智和選手(仙台ジュニアクラブ)

松平選手VS張本選手…
:1ゲーム目…出だし序盤は5−3で張本選手リードで、大きな声が出ていた。
それもそのはず、日本代表相手に終始リードで、バックでのフォアの打ち合いでも、決して負けていない。
恐ろしい小学生です。
この後も松平選手が、バックに廻り込んでフォアへのストレートを打ち込むが、張本選手はフォア側に素早く移動し、待ち構えカウンターでフォアに撃ちぬく。
張本選手が10-8マッチポイントを後1本としたが、10−10のジュースに追いつかれた。
10-10で迎えた松平選手の代名詞のしゃがみ込みサービスも、難なく取って、このジュースは張本選手が勝利した。

:2ゲーム目…この後迎えた2ゲーム目では、どうなってしまうのかと思われました。
松平選手は、スーパー小学生の球筋やコースに、慣れてきた様でした。
序盤はわずか1本しか与えず、6-1で松平選手のリード。
張本選手は松平選手に、打たされているいる様で、ミスを重ねている。
松平選手のリードで9-4.10-4.最後はバック側での、切れのあるバックハンドスマッシュ!!
11-4で勝った。

:3ゲーム目…ゲームカウント1対1で迎えた3ゲーム目。
さすが、経験の差は大きい…張本選手の球質、コースがしっかり読めてきた様子が伺えた。
しかし、松平選手は序盤2点のリードを許し、9−9まで追いつくも2点リードされて続けていた。
張本選手のコース取りを、松平選手のバックに持って行くと、強烈なバックハンドに打たれ、次のシーンでは、無理やりフォアへコース取りしてミスに成り、最後は0−10のジュースでも、終盤の勝ち方も経験が上回っていた。

:4ゲーム目…2対1で始まったが、張本選手の元気がなくなってきた。
5-3で松平選手のリード。
張本選手は声も失せて、鋭くフォア、バックとしゃがみ込みサービスでも、12歳の手に持ったラケットは、ボールに弾け飛んでいる。
張本選手の手はダランと下がり、首もうなだれる。
10-7 最後、元気の無い甘いサービスは、松平選手に1発で撃ち抜かれてしまった。

:5ゲーム目…4−2で松平選手にリードされ、張本選手はタオルを取りながら、アドバイザーに目を向けている。
7−3の場面では、松平選手のしゃがみ込みサービスには、自信を持って打ち込んでいたが、リベンジスマッシュを受けて、首を傾げていた。
8-4 張本選手が頑張って、松平選手を下げてロビングをさせたが、何本か目にはバッハンドで、回転量の多いロビングスマッシュをストレートに運ばれ、コースが読めず見送ってしまった。
10-5・10-6…10-8で松平選手がボールの割れに気づき新ボールへ…
其の侭、速い攻めで11-8と松平選手がマッチを4対1で制しました。

スーパー小学生の張本選手、スーパー選手と呼ばれる凄いプレーを観させてもらいました。
東京Olympicには絶対、日本の代表として戦っている事と思います。
頑張りました(*^^*)