2016年07月11日更新
「場」の空気に流されない選手に!!

卓球の試合は、楽しい空気が漂う小さな大会や
自分なりに挑戦している張り詰めた空気の大会、
又、オリンピックの様な特別の空気感の大会など色々あります。
どんな試合でも、その場の空気に負けない強い気持ちを持って戦いたい!

「空気」とは辞書を引いてみると…
「地球を包む大気の下層部をなす、無色透明な混合気体」
又、「その場の雰囲気」という二つの意味があります。

雰囲気ということでは、私も以前、試合会場では色々な感じを持った事を思い出します。
対戦オーダーを見てコートに行くと、端で暗かったり、
カーテンの隙間から光が差し込んでいたり、そのコートの雰囲気は様々でした。

友人からも明るい真ん中より、少し離れた所にあって暗く、
台も古いものでボールの弾みも悪く、決して良い環境とは言えませんでしたが、
頑張ったある選手のお話なども聞きました。

試合会場に入り、プレーコートが端で暗い所だったそうです。
一人の選手が一言、やる気が出ないと口にしてしまったそうです。
そのチームの空気は、皆 気合が下がっていったといいます。
そんな中 団体戦だった為、レギュラー選手故障により、
選手変更で参戦した選手が居ました。

試合が始まりました。
士気の下がってしまったチームは、選手一人一人の気迫や張り詰めた緊張感、
自分への鼓舞する大きな声もなく、何か物足りなさを感じる試合だったそうです。
しかし、変更で参戦した選手は、そんな中でもひときわ輝いていたという事でした。
周りの空気に同化せず、がむしゃらにプレーしていたのでしょう。

チーム選手達も手を抜いている訳ではないと思いますが、
さまざまな要因からモチベーションが下がってしまったということでした!

これは、チームの雰囲気への同化なく、自分だけの試合として、
一球一球のボールを追い、この環境でもプレーへの集中力が上回っていました。
周囲の雰囲気に流されないで、一人一人が、
その場の空気に負けない強い心を持つことが大切です。

リオオリンピックでは、日本を背負う重圧もあり、各国の声援など
重い空気の中での試合に成ることと思います。
「場の空気に流されない強い心」で頑張って下さい☆彡