2016年07月29日更新
「チキータ 技術」 誕生のいきさつ

これからリオオリンピックの試合でたくさん見られる「チキータ」とは、
誰が生み出した技術かご存知でしょうか?

まず「チキータ」とは、どういう技術なんでしょう!!
チキータとは、台上のボールに対してバックハンドドライブで攻撃する技術です。
主にレシーブの時に使います。
最近の卓球では、レシーブから先手を取るために、沢山の選手達が使っています。

「チキータ」を最初に考案したのは、チェコの「コルベル選手」です。
コルベル選手とは、両ハンドドライブを使いダイナミックなラリーを得意としている選手です。
アトランタオリンピックでは、男子Sで「ベスト4位」の実績を持つトッププレーヤー。

コルベル選手がチキータを考案したのは、10代の時でした。
ジュニア・ナショナルチームの練習の合間、色々な遊びの中で思いついた打法でした。
実践では、1990年のヨーロッパ選手権大会で初めて披露しました。

「チキータ」という名前は、バナナのブランド名に由来しています。
打球の軌道がバナナのようにカーブする様に見えるので、コルベル選手自身が名付けた。

チキータは、初めはドライブと言うよりも、横回転を加えた「フリック(払い)」という感じでした。
今の様にレシーブの柱ではなく、アクセントとして使われていました。

その後、中国の「張継科選手」によって、チキータ技術は強力なテクニックへ進化していきました。
現在では、世界中の選手達がチキータを取り入れるようになっています。
初めは、男子選手がやっていましたが、日本でも男子選手を始め、
石川選手や伊藤選手など女子選手も世界大会などで使っています。

リオオリンピックでは、沢山見られる技術でしょう
皆さんも、足の動き、手の動きなど注目して真似してはどうでしょう☆彡