2016年11月26日更新
2016ITTFワールドツアースウェーデンOP 男女共に優勝!!  (その2)

写真:2016ITTFワールドツアースウェーデンOP 男女共に優勝!!  (その2)

ITTFワールドツアー スウェーデンオープン は石川佳純選手と大島祐哉選手が優勝しました。

女子シングルスでは石川佳純選手が決勝でフー・メルク選手(トルコ)を破って嬉しい優勝。
フー・メルク選手は、2016年ヨーロッパ選手権で優勝したヨーロッパ女王です。

【一回戦】 石川 VS TODOROVIC(wr152位 セルビア) 4-1
【二回戦】 石川 VS 橋本帆乃香             4-1
【三回戦】 石川 VS ZHOU Yihan(wr33位 中国)   4-1
【準々決勝】石川 VS LI  Qian  (wr41位 ポーランド)4-3
【準決勝】 石川 VS CHENGI -Ching(wr7位 台湾)   4-3
【決勝】  石川 VS HU Melek  (wr19位 トルコ) 4-1

女子シングルス準決勝は…
「石川佳純選手」  VS 「鄭怡静(チャイニーズタイペイ)」  4-3
「フー・メ ルク選手(トルコ)」 VS 「 ハン・イン(ドイツ)」4-3
女子シングルス決勝…
「石川佳純選手」 VS 「メルク選手(トルコ)」 4-1


【準々決勝】石川 VS LI  Qian(ポーランド)  ……
第一ゲーム…石川選手のサービスから一本目が始まりました。
石川選手のフォアコースへのフォアハンドラリーの末、LI 選手は石川選手のラケットを弾き飛ばしました。
見始めて力強い攻撃マンと思いましたが〜
2本目以降は、高速カットで対応し、石川選手のドライブミスを誘っていた。

LI 選手の高い位置から振り下ろされる速いカットボールにも、2本、3本とスマッシュを打ち込んで終始リードを取って僅か4本で決めた。

第二ゲーム…石川選手のドライブやスマッシュと、カットボールが気にならず好きな様に攻めて、決めていたのを観て楽にストレート勝ちかと思われたが…
段々、カットボールがネットに阻まれるようになってきた。
石川選手は戦術を変えて、小さく止めて、大きくコースを突いて、ストップ、スマッシュと変化球で対応し始めたが4-7とリードの差が縮まらない。
リードをしているLI 選手は、余裕が出てきてカットの合間にスマッシュ、石川選手のバックをすり抜けていく!
切れ味の良いカットに石川選手のスマッシュは決まらず7本で落とした。

第三ゲーム…ゲームカウント1対1で始まった。
アドバイザーのアドバイスはどう生きるか?
このゲームの出だしも前のゲームと同じ様に、スマッシュが決められずに、0-3と点が取れない。
ここで石川選手はしっかり何本ものドライブで繋いで、チャンスボールだけを攻めるプレーに変わり、7連続ポイントで7-3とした。
カットマンに打たれたスマッシュも、柔らかくブロックし丁寧な試合運びになって11-5で勝った。

会場には中国ファンの”カスミ チャーヨ””カスミ チャーヨ”の声が響いていた(^o^)
第四ゲームは、チャーヨの声援に答えられず、4-11。

第五ゲーム…カットマンはカットを駆使し、ツッツキを見たら隙かさず攻撃を決める、石川選手はタイムアウトを取って戦術を練り直したり、1本1本丁寧にボールを運ぶプレーがみられた。
しかし、LI選手のタイムアウト空けに、石川選手のドライブがオーバーし、最後はスマッシュを決められ6-11で落とした。
ゲームカウント2対3で一ゲームリードされて第六ゲームへ…

第六ゲーム…ここで負ければ石川選手はマッチを取られてしまう大事なゲームです。
石川選手の足がよく動いている。
LI選手も速いカットに隙きを見た時には、スマッシュを決めてくる。
1本1本の点の取り合いになっている。
4-3、7-6、8-7、10-9と一点差がひらかなかったが、崖っぷちの1本を取ってゲームカウントを3対3のタイとした。

ファイナルゲーム…会場の中国ファンも”カスミ チャーヨ””カスミ チャーヨ”と元気が出てきた。
ここからは石川選手の後半の強さを見せて「8-0」と集中を高め、一点も取らせない!!
石川選手のドライブミスが一本あったものの、好調のまま最後サービスポイントでマッチを制した(11-1)


【準決勝】 石川 VS CHENGI -Ching(台湾)
台湾の「CHENGI -Ching選手」とは何度も当たっている世界ランク7位の長身の選手です。
準々決勝と同じファイナルまで縺れ込みました。


【決勝】  石川 VS HU Melek  (トルコ) …
ヨーロッパ女王で世界ランク19位のトルコの選手です。
石川選手は序盤から相手を圧倒する戦いぶりで、12-10、11-4、11-6と3ゲームを連取します。
しかし、トルコのフーメルク選手は、ヨーロッパを制した実力で接戦して、石川選手から11-13とジュースを制し第四ゲームを奪い取ります。
すると観客席から声援「佳純 加油!!」の後押しを受けて…
第五ゲーム、長いラリーを制しマッチポイントを迎え11-5で勝ちました。


「石川佳純選手」は今シーズンのワールドツアーでは初優勝で、通算7勝目を上げました。
おめでとうございます☆彡
この勢いのまま2017.1.16〜22と間近に迫った
「天皇杯・皇后杯 平成28年度「全日本卓球選手権大会」の優勝を目指してください!!