2016年12月14日更新
大活躍中の早田ひな選手に注目!!

早田 ひな選手(2000年7月7日 )は、サウスポーで2016年に希望が丘高等学校へ進学し、在籍中で伸び盛りです。

福岡県北九州市生まれ。
4歳で卓球を始めて、地元の名門石田卓球クラブで卓球を磨いた。
全国中学校卓球大会で2年連続優勝!!
2014年は当時、史上最年少でITTFワールドツアー「チリオープン」に決勝進出。
第20回アジアジュニア卓球選手権大会(インド)のカデット女子団体に「平野美宇、伊藤美誠、早田ひな」のトリオで出場し、決勝で中国に勝利して優勝を果たした。

2015年、全日本卓球選手権大会(ジュニアの部)で準優勝。
2016年、ITTFワールドツアークウェートオープン(U-21)でツアー初優勝。
ITTFワールドツアーオーストラリアオープンでツアー初優勝。
2016年世界ジュニア選手権大会(南アフリカ)には「伊藤、平野、加藤美優、早田」の団体で優勝。
TTFワールドツアーグランドファイナル(ドーハ)ではU-21で優勝、
ダブルスでも「浜本由惟選手、早田ひな選手」ペアで優勝し2冠を達成。

U-21の優勝は、同じ左利きの石川選手(2011年)以来の優勝。
ダブルスの優勝は「伊藤、平野組」(2014年)以来の優勝。
又、日本人の2冠達成は初じめてです。

ITTFランキング日本人女子シングルス (2016年11月ランキング)
1. 石川佳純 (5位) ・ 2. 伊藤美誠 (9位) ・3. 平野美宇 (11位) ・ 4. 福原愛 (12位) ・ 5. 浜本由惟 (23位)
6. 早田ひな(24位)
早田選手は、日本女子の6番目のランキングです。


◆U21女子シングルス決勝戦
○ 早田ひな 4 (8、ー7、8、11、7) 1  杜凱栞(Doo.H)(HKG)

1ゲーム目…Doo.H選手のサービスから始まり、強烈なバックハンドが早田選手のフォア側サイドを切って撃ってくる。
又、Doo.H選手は回り込んでもフォアハンドでフォア側サイドを狙ってくる。
長く手を伸ばすがラケットにボールは触らない。

早田選手はフォアハンド側を守り抜いて4-4に追いついてからは、1本一本の取り合い。
Doo.H選手のバックハンドでも、何本も手や足を目一杯のばしてフォアで返球出来てきた。
早田選手のフォアが抜けなくなって、相手はコースを反対のバック側に攻めるが、早田選手のバックハンドは硬かった!!
10-8で早田選手の拳が高く上がった一方、Doo.H選手は思わず下を向いた。
11-8で1ゲーム目勝利。

2ゲーム目は早田選手のサービスから始まり、回り込まれてのスマッシュにも素早いカウンターで返球。
サービスも効いてきてレシーブミスを誘ったり下が、ストップが少しでも浮くと、Doo.H選手のフォアコース攻めが決まってくる。
このゲームを7-11で落としてしまった。

3ゲーム目…ゲームカウント1対1からDoo.H選手サービス。
始めの1本は取られてしまったが、2−2からはバックハンドや回り込んでのフォアハンドが決まりだし5-9とリードした侭、最後はしっかりストレートスマッシュで勝った。

4ゲーム目…Doo.H選手が6-7でタイムアウトを取った。
タイムアウト明けも早田選手がリードをしていたが、あと1本に力が入り13-11まで縺れてしまった。

5ゲーム目は、前のゲームのジュースを制したことが、大きく作用したかのように…
Doo.H選手に何処に打たれてもしっかりブロック、フォアハンドもしなやかに振れてきれいに決まった。
早田選手は足もよく動き、ストップ、ストップとミスを誘い余裕がみられた。
バックハンドボールの回転や伸びがDoo.H選手を空振りさせている。
最後はDoo.H選手のサービスからの3球目攻撃を封じて「優勝」しました☆彡
 

ダブルス決勝戦
「浜本由惟(エリートアカデミー)、早田ひな(福岡・希望が丘高)」4 VS 2「杜凱栞、李皓晴組(香港)」(Doo.H/Lee.H)
1ゲーム…11-8
2ゲーム…15-17と落とした。浜本選手の身体の真ん中を狙われて、フォアハンドのミスが目立った。
3ゲーム…早田選手の左ならではのチキータは、相手ペアもラケットを弾かれていた。
     段々、真ん中コースにも浜本選手が体を捻り、ミスがなくなって快心のフォアハンドで11−9とした。
4ゲーム…このゲームは早田選手のミスが目立った。(9-11)
5ゲーム…香港ペアは右同士で、台から離れてのプレー。
一方「早田、浜本組」は左右の組み合わせ、ペアの前を横切ってのフットワークだが、台から離れない。
早い攻めで攻撃していく。
上手くスマッシュがヒットして相手のノータッチミスまで誘った。(11-8)
6ゲーム…ゲームカウント3対2でこのゲームを迎えた。
    2-2.2-3.…5-4.…6-8.7-8.7-9と抜きつ抜かれずの得点だったが、2本差を縮め最初にマッチポイントを迎えたが、浜本選手への真ん中攻めが抑えきれずジュースを許してしまった。
ジュースから最初に得点を重ねた「早田、浜本組」
最後は、浜本選手が真ん中に攻められたフォアハンドを、しゃがみ込みながらもしっかり決めて優勝しました☆彡

卓球界もどんどん若い選手が芽を伸ばしてきているんだなあ〜と思いました。
ますます、東京オリンピックが楽しみになってきましたネ(*^^*)