2019年04月27日更新
2019世界卓球、日本男子悲願への決戦に臨んだ丹羽孝希選手!!

2019世界卓球、男子シングルスは準々決勝を迎えました。

日本男子で唯一勝ち残っている、丹羽選手の準々決勝です。

丹羽選手は、稲妻カウンターの持ち主、予測不能なプレーで、中国を始め世界中にフアンがいます。

勝てば、40年ぶりのメダル獲得と悲願の決戦です。

一方、対戦相手の中国「梁靖崑選手(リョウセイコン)」は22才で、WR9位の選手です。

バックに安定感のある、中国新世代エースと言われ、優勝候補のハンシントウ選手を、倒してここまで進んできました。


男子準々決勝…
丹羽孝希 VS ◎梁靖崑
(3-4)
10-12
12-10
8-11
4-11
11-9
11-7


1ゲーム…
少し台から離れた丹羽選手は、ボールの上から上から返球していた。

リョウ選手は、バック攻めが得意で、バックでは威力あるボールが帰ってくる。

丹羽選手は、リョウ選手の強いボールにも対応していて、守りから攻撃へのプレーができていました。

回り込んでの、カウンター、フォアハンドに、リョウ選手はノータッチの場面もあった。

このゲームは、五分五分の戦いで、ラリーでは丹羽選手が押していましたが、ジュースでゲームをリョウ選手に取られました。


2ゲーム…
9-10の緊迫の場面で丹羽選手のトリッキーなカットブロックが決まりました。

ハンガリーの会場から、丹羽選手に応援の拍手が起きていました。

丹羽選手の得意のサービス、ロングサービスに変えて10-10のタイにしました。

またも、ロングサービスから3球目を決め、ゲームポイントを迎えました。

最後は、フォアのショートドライブで、リョウ選手のラケットはかすっただけで、このゲームを取りました。


3ゲーム…
丹羽選手のフォアハンドは、相手のフォアサイドコースに逃げる様に打っていた。

バックが強いリョウ選手には、長いラリーで強烈なバックドライブを封じる様に、少しミドル寄りのコースも突きたい。

丹羽選手は、ロングサービスでポイントを取ったり、台上でもカットブロックでボールを止める等、互角に戦っていた。

しかし、8-11と後少し〜


4ゲーム目の初めに、ラケットが破損したようで、自分のコートに戻り交換をしていた。

このラケット交換のせいだろうか? 

0-7までリョウ選手にリードされてしまいました。

たまらず、丹羽選手が先に「タイムアウト」を取りました。

サービスからの得点はありましたが、ロビングなど撃ち抜かれ、又、サービスのミスもあり4点で負けていました。


5ゲーム目…
フォアロングの打ち合いでも、気迫のリョウ選手がポイントを重ねています。

でも丹羽選手…
バックからフォアサイドに、コースを切り替えたり、必殺のチキータを炸裂させ、このゲームは取りました。


6ゲーム目は、丹羽選手ワールドで、ハンガリーのお客を釘付けにしていました。

丹羽選手のサービス、 初対戦の選手は、手を焼くと解説の話です。

フォアハンドが入る様に成った丹羽選手、リョウ選手の空振りを誘う等、11-7で勝ちました。


ゲームカウント3対3の、正に互角の戦い!!

ファイナルゲームの序盤は、リョウ選手の0-5で気迫あるプレーです。

丹羽選手は、コートをチェンジしてから、ストップなどが効いてきて、3点を取りました(3-8)

そして、ネットボールにも、ラケットを投げ出すほどに、食らいつきましたが…
アンラッキーです。

バックが硬いリョウ選手は、丹羽選手がしっかり踏み込んで打ったスマッシュにも反応し、強さを観せました。

結果、5-11でリョウ選手がマッチを制しました。


丹羽選手は準々決勝、ベスト8位で、メダル獲得は出来ませんでした。